2014/2/12

「脱社畜ブログ」管理人 定時帰宅をプラス評価する制度を提案

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仕事観などを題材にし、アクセス月間50万ページビューにも達する人気ブログ『脱社畜ブログ』。同ブログの管理人で、現在、ビジネスサイト『東洋経済オンライン』でも連載している日野瑛太郎氏が同ブログ上で「定時帰宅を『プラス評価』する仕組みが必要」と、仕事上における新たな仕組みを提案している。

日野氏は、日本の会社では「残業」が基本的に努力の証明であり、やればやるだけ「頑張っている人」になることを指摘。こうした仕事観について「不当だ」とする考えを述べた。また「定時帰宅」をする社員についても、日本の会社では上司や同僚から建前上「怠け者」「社会人としての常識に欠ける」といったネガティブな評価を下されなくとも、心象は決してよくない場合が多いだろうと推測し「定時帰宅する社員を『プラス評価』してはどうか」と逆の仕組みを提案する。

日野氏が提案するこの「プラス評価」とは、単に定時帰宅する人を「優秀」と思うように考え方を改めることではなく、実際に人事考課上も定時帰宅することをプラスに評価するというもの。業務時間内に仕事が終われば出世し、逆に残業ばかりの人は出世もできない。上司も部下の定時帰宅率が高いと「良いマネジメント」と評価される仕組みだ。

内閣府の行った『ワーク・ライフ・バランスに関する意識調査』でも、長時間労働や有給取得状況は、それらを上司がどう評価すると感じるかに影響されるという結果が出ていると日野氏は指摘。その結果から見ても、定時帰宅をプラス評価する仕組みを導入し、会社がお墨付きを与えることで「『残業すれば、上司に評価されると思う』という人はいなくなる」と推測する。

また日野氏は「残業が常態化しているような組織は、生産性がおそろしく低い」とし、「『短時間で終わらせたほうが評価される』となれば、人はうまいやり方を工夫して考えるようになり、生産性も上がる」と制度を導入する会社側のメリットを説明。「そうやって、『早く帰るインセンティブ』を与えることが、逆に働く人や会社を健全にするのではないだろうか」とコメントしている。

【関連リンク】
定時帰宅を「プラス評価」する仕組みが必要(脱社畜ブログ)